お気に入りのハチミツ

スーパーは、所得に合わせていろいろある。私が主に使うのはアルディ。そこで売っていたハチミツ。たぶん1€くらい。

かつて朝鮮半島ではサトウキビとかはなく、甘さはハチミツでとっていた。だから養蜂の技術は半島から渡ってきた。韓国・朝鮮料理にはちみつを使うのはその歴史があるから。

唐辛子とハチミツのコンビは、醤油と砂糖の黄金コンビと一緒。

ちなみに、ドイツのスーパーのレジは、焦る。計算が終わらないうちに、ガンガン自分の袋に詰めないといけない。買い物袋は常備品。デパートでも商品を包んでくれることはない。で、袋に詰めている間に支払金額が出てくると、それを払い、慌ててまた袋に詰めるという感じ。合計金額が10€もいかないときって、幸せを感じるんだなぁ。

ナゾの換気扇

大好きな台所だけど、一つだけどうしても理解できないことがある。この電気台の上の換気扇。換気って言っても、部屋の中に空気を出しているだけ。そう、換気口がない。でも換気扇。どこともつながっていない。これを回していると、ゲホゲホとして煙が部屋中に充満する。うーん。何であるんだろうか。うーん。わからん。

朦朧とカフェ

嵐が来ていた。凄まじい。で、しょっちゅう、雷もあるし、あられとか、雨とかが降るし、風も強いから気にせず、いつもの通り、朝時半には大学の研究所にむかった。午後3時近くに、帰ろうとしてバス停に行くと、待てど暮らせどバスが来ない。1時間経って電車の乗り場に行くと、ここも来ない。どうやら全線ストップらしい。研究所に戻ったら、もう誰も居なかった。携帯は、すぐ「圏外」になり、ネットはつながらない。お手上げ。大学の図書館に避難すると、これまた注文の長い列。昼食を抜かしていたので、サンドイッチを買ったらこれがまた歯が折れそうに硬い。で、やっと、座ったら椅子が壊れていた。涙も出てこない。で、足から寒さが脳天まで突き刺さる。

すごいのは周囲の人。誰も動じていない。ああ、止まってるんだぁぐらいの感覚で、焦っている人もいない。そういえば、今日は、妙にキャンパスに人が少ないなぁと思っていたら、朝から外出禁止の警報がでていたとか。そんなの知るか。

ドイツネギすごすぎる。

まず、ドイツのネギがすごい。何重にもなっていて、空洞がない。意味わかるかなぁ。何しろ、甘くて太くて千切りやるとドバドバできる。ネギラーメンに最適。付け合せは、芽キャベツとごぼうのぬか漬け。

何回かの引っ越しの時、初めて父親とリヤカーで荷物を運んだ。引越し先で父が中華そば屋さんにラーメンを注文した。私は、心臓がドキドキした。心の中で(お父さん、お金あるのかなぁ)と思った。配達の人が来て父が千円札を出した時、ホッとした。その時のラーメンの味は格別に美味しかった。

先日ドイツでラーメンを食べたら13ユーロだった。高級な食べ物だ。それにチップが入る。そう、ここでラーメンを食べようと思うと、当時のドキドキ感が湧いてくる。なんか、笑ってしまった。千円を出せた父が本当にカッコよかった。

パンにつけるムハンマラ

今日は雷がなって、あられが降った。

プレートの上に見える赤いのは「Muhammara(ムハンマラ)」友人のきよちゃんから教わった。トルコでは、パンにつけて食べるのだが、これが本当に美味しい。以下、レシピ。

クルミ(塩なしでローストしているもの) 3/4カップ/パン粉 大3/ニンニク 2~3個/トマトペースト 大1/ビベル サルチャス(パプリカのペースト)大4/レモン汁 小2/輪切り唐辛子 小1/クミン 小1/塩、胡椒 少々/ザクロ酢(バルサミコ酢でOK)少々/オリーブオイル がんがん入れる(適当)、で、フードプロセッサーでぐわん、ぐわん、混ぜる。

年齢が増して、行動範囲が小さくなっても、自分のために美味しいものが作れたら、なんて幸せな人生なんだろうって思うんだ。食べることは生きること。

それなりに

ニンニクとルコラのスープ。

停電4回目。ネットも時々つながらないし、でも、日本にいる友人たちは、ドイツがそんな状態だとは思ってもいない。ここでは割と普通。部屋の停電なのか、建物の停電なのか、街の停電なのがわからない。わかっても、いつ修理に来るかわからない。ここにきて、思うこと。お金があっても不便。お金がなくても人々が助けてくれるということ。ふと、日本の賃金以上に働く人たちを思う。辛いだろうなぁ、と。安い賃金なら安いなりに働く、それでバランスがとれるんだなぁと。

ドイツの「お誕生日」

誕生日を派手にお祝いされると、されなくなったときが淋しいので、なるべく、スルーしてきた。今年の誕生日は、まず、Facebookでメッセージが届いた。驚いた。そういうのを友達承認した人たちに知らせる機能がある。で次に、ゆりっぺが日本から電話でハッピーバースデイを歌ってくれた。で、ラインでも友達からお祝いの言葉がきた。そうしていたら、女友達が花を持ってきてくれた。しかもディナー付き。おおおおおお。涙。

で、聞くところによるとドイツでは、誕生日の人がみんなを接待するそうだ。日本とは逆。なんか、そのほうがいいなぁと思った。

私が生まれた日を、私が喜ぶ。

いいな。いいな。すごくいいなぁ。

大学の授業料なし

朝、大学の研究室に向かう道すがらにある大学の建物。水が反射してなんとも言えない美しさがある。ドイツで日が昇るのは8時以降。星空の下で通勤、いや、通学かな?している。

で、この大学の授業料がゼロと聞いて驚いた。政権によっては授業料を取るときもあるらしいが、それも、日本に比べたら年間10万とかそいういうレベル。それでも、学生たちが抗議をして無料になったりするらしい。

授業料は無料で入り口は広いが、卒業は本当に難しい。しかし、さすがに無料とあって贅沢は敵。ネットはよく途切れるし、停電はするし、事務局は午前中で終わっちゃうし、プリンターをつなげるのに何日もかかり、いつ修理に来るかもわからないし、大学のホームーページに書いてあることを真に受けて行くと、それは古い情報だったりとか、どこに何があるかを確認するだけでも一仕事。先だって、ジムの手続きをして会費を収めた直後に、体育館は修理中でいつ完成するかわからないと言われ、思わず笑ってしまった。ありか、それ?

日本のようなキャンパスライフは無いが、図書館はすごい。この話は、追ってまた。

ドイツの花火

母は花火が苦手だ。戦争の時の焼夷弾を思い出すからだ。だから花火大会などは嫌がっていかない。戦争を経験した世代には、そう感じる人が少なからずいる。

私は花火と聞くとスキー場を思い出す。スキーが出来ないのに、スキー場の滑走競技の実況中継の仕事したことがある。そのときに、花火の号数とスポンサー名を言って、打ち上がった後に、それぞれのレースがスタートする。「ゼッケン☓☓、いま、棒の横を通り過ぎましたぁ!」と叫ぶと、隣で「あれはポール」とか囁かれて。今思えば、詐欺じゃないかと思えるほどのレベルだった。あの頃、スキーをやるようなお金持ちになれなくても、花火を楽しめるような生活がしたいなと思った。

ドイツは大晦日にあちこちで花火が上がる。友人が「テロじゃないからびっくりするなよ」と言っていたが、本当に360度花火に囲まれた。いろいろな部屋から花火を見上げた。なんか、私を祝福してくれているように感じた。贅沢な時間だった。

ほうれん草が安い

ほうれん草のキッシュやパスタなど、ほうれん草を使った料理がやたらと多い気がする。500グラム200円くらいなので、私も気軽に買うが、冷凍されたほうれん草の塊もあって、これがまた便利。何という名前かは忘れた。生パスタを茹でて、冷凍ほうれん草を温めてのせるだけ。時間のないときにはとても便利。

のりこえねっとTVをドイツで見ながら食事。安田さんいつもカタギでいいなぁとか、安田ノートの中を見てみたいなぁとか、野間さんもうちょっと大きな声で、あっ髪型変わってるとか。どうして見るているかって?だって、ドイツの人が見ていて、この話題が出たときに見てないとマジ恥ずかしいから。聞かれるのよく。笑

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