Works

現在お引き受けできる研修・講演は以下の通りです。

辛淑玉の2014年までの仕事を振り返る」も合わせてご覧ください。

講演:講演60分+ディスカッション30分を基本としています。パワポ使用。配布資料あり。

テーマ①『イタリアの刑務所から見る「自立支援」』

 イタリア・ミラノにある刑務所には、受刑服はない。
 その代わり、この刑務所の中にはコールセンターがあり、そこでの仕事を希望する受刑者が電話で顧客サポートをして収入を得ている。日本の学校の部活のような趣味の集まりもあれば、取材をして記事を書く雑誌社もある。図書館も併設されていて、所内で勉強して大学に進学する道も開かれている。
 刑期を半分以上過ぎた受刑者は、刑務所から外の世界に通勤して仕事をすることもできる。受刑者が一般の人たちと一緒に働くレストランは、料理の美味しさで評価も高い。
この刑務所は、懲罰を与える場所ではなく、社会復帰を支援するための厚生施設なのだ。
 ではクイズ。受刑者の中で一番社会復帰が早いのは、どんな罪を犯した人か? 反対に、最も更生が難しい人は?
 その答えは、驚くべきものだった。

テーマ②『ドイツの市民社会と日本』

 第二次世界大戦中、ともに悪の枢軸と呼ばれたドイツと日本。しかし敗戦後、国家を東西に分断されたドイツと、華々しい経済発展を遂げた日本が行き着いた社会は、まったく異なっていた。
 この二国の違いを、生活の中でのさまざまな出来事を見ながら比較していく面白発見講座。
たとえば、夏休みの宿題を8月31日にまとめて頑張る日本の小学生たち。一方、そもそもドイツでは小学生に宿題を出すのは違法。子どもの仕事は「遊ぶこと」だからだ。
勉強についていけなければ自分から留年ができるドイツと、何もわからなくても進級させていく日本。
 ヤンキーという存在も、日本の教育現場では当たり前とされる校則も、理解できないドイツの高校生たち。それはなぜなのか。
 働くことは苦役と考えるドイツと、働くことに「生きがい」を持たせようとする日本社会。
 どちらが正しい、ではなく、それぞれの国の人たちが選んだ社会を少し引いて考えてみる。

テーマ③『フェイクニュースの作られ方 -「ニュース女子問題」とは何だったのか-』

 2017年2月1日、Tokyo MXTVで放送された『ニュース女子』は、日本におけるフェイクニュースの完成形だった。放送の直後から問題になり、BPO(放送倫理・番組向上機構)の放送倫理委員会と放送人権委員会がそれぞれ勧告を出した。
 放送倫理委員会は倫理上「あってはならない番組」だとし、放送人権委員会は番組内容が人権侵害・名誉毀損に当たるとする委員会決定を行った。
 これを受けてTOKYO MXTVの社長らは「お詫び文」を出して謝罪。『ニュース女子』は東京の地上波から排除された。
 番組内で名指しで攻撃された辛淑玉は、この番組を制作したDHCテレビジョンを提訴した。(現在も裁判は進行中)
 社会学者の明戸隆浩さんは『ニュース女子』を、「米国のトランプ大統領が広めたような、陰謀論に乗った新しい形のヘイトスピーチ」だとし、その手法を「ただ口ぎたなく相手を侮辱するのではなく、巧妙に根拠のないデマを流して物言う人を黙らせ、社会の分断を促進させていく」やり方だと指摘した。デマを前提にしながら番組内で意見を交わすという形式をとるため、被害者が反論することも難しく、「『ニュース女子』は街頭のヘイトスピーチの先を行っていた」と。
 この、見事に完成されたフェイクニュースのからくりを検証する。


研修会:Zoomを活用したオンライン人権学習会(会員制)

テーマ①『あなたと私の応援団』

 その時々の人権問題をテーマに、何が起きているのか、何が問題なのか、どのように考えればいいか、といったことを参加者と共にディスカッションし、行動に移していくにはどうするかなどの具体案をみんなで考える勉強会です。
 2021年末までは試験運用とし、2022年から本格始動します。