朦朧とカフェ

嵐が来ていた。凄まじい。で、しょっちゅう、雷もあるし、あられとか、雨とかが降るし、風も強いから気にせず、いつもの通り、朝時半には大学の研究所にむかった。午後3時近くに、帰ろうとしてバス停に行くと、待てど暮らせどバスが来ない。1時間経って電車の乗り場に行くと、ここも来ない。どうやら全線ストップらしい。研究所に戻ったら、もう誰も居なかった。携帯は、すぐ「圏外」になり、ネットはつながらない。お手上げ。大学の図書館に避難すると、これまた注文の長い列。昼食を抜かしていたので、サンドイッチを買ったらこれがまた歯が折れそうに硬い。で、やっと、座ったら椅子が壊れていた。涙も出てこない。で、足から寒さが脳天まで突き刺さる。

すごいのは周囲の人。誰も動じていない。ああ、止まってるんだぁぐらいの感覚で、焦っている人もいない。そういえば、今日は、妙にキャンパスに人が少ないなぁと思っていたら、朝から外出禁止の警報がでていたとか。そんなの知るか。

ドイツネギすごすぎる。

まず、ドイツのネギがすごい。何重にもなっていて、空洞がない。意味わかるかなぁ。何しろ、甘くて太くて千切りやるとドバドバできる。ネギラーメンに最適。付け合せは、芽キャベツとごぼうのぬか漬け。

何回かの引っ越しの時、初めて父親とリヤカーで荷物を運んだ。引越し先で父が中華そば屋さんにラーメンを注文した。私は、心臓がドキドキした。心の中で(お父さん、お金あるのかなぁ)と思った。配達の人が来て父が千円札を出した時、ホッとした。その時のラーメンの味は格別に美味しかった。

先日ドイツでラーメンを食べたら13ユーロだった。高級な食べ物だ。それにチップが入る。そう、ここでラーメンを食べようと思うと、当時のドキドキ感が湧いてくる。なんか、笑ってしまった。千円を出せた父が本当にカッコよかった。

 

パンにつけるムハンマラ

今日は雷がなって、あられが降った。

プレートの上に見える赤いのは「Muhammara(ムハンマラ)」友人のきよちゃんから教わった。トルコでは、パンにつけて食べるのだが、これが本当に美味しい。以下、レシピ。

クルミ(塩なしでローストしているもの) 3/4カップ/パン粉 大3/ニンニク 2~3個/トマトペースト 大1/ビベル サルチャス(パプリカのペースト)大4/レモン汁 小2/輪切り唐辛子 小1/クミン 小1/塩、胡椒 少々/ザクロ酢(バルサミコ酢でOK)少々/オリーブオイル がんがん入れる(適当)、で、フードプロセッサーでぐわん、ぐわん、混ぜる。

年齢が増して、行動範囲が小さくなっても、自分のために美味しいものが作れたら、なんて幸せな人生なんだろうって思うんだ。食べることは生きること。

それなりに

ニンニクとルコラのスープ。

停電4回目。ネットも時々つながらないし、でも、日本にいる友人たちは、ドイツがそんな状態だとは思ってもいない。ここでは割と普通。部屋の停電なのか、建物の停電なのか、街の停電なのがわからない。わかっても、いつ修理に来るかわからない。ここにきて、思うこと。お金があっても不便。お金がなくても人々が助けてくれるということ。ふと、日本の賃金以上に働く人たちを思う。辛いだろうなぁ、と。安い賃金なら安いなりに働く、それでバランスがとれるんだなぁと。

 

 

ドイツの「お誕生日」

誕生日を派手にお祝いされると、されなくなったときが淋しいので、なるべく、スルーしてきた。今年の誕生日は、まず、Facebookでメッセージが届いた。驚いた。そういうのを友達承認した人たちに知らせる機能がある。で次に、ゆりっぺが日本から電話でハッピーバースデイを歌ってくれた。で、ラインでも友達からお祝いの言葉がきた。そうしていたら、女友達が花を持ってきてくれた。しかもディナー付き。おおおおおお。涙。

で、聞くところによるとドイツでは、誕生日の人がみんなを接待するそうだ。日本とは逆。なんか、そのほうがいいなぁと思った。

私が生まれた日を、私が喜ぶ。

いいな。いいな。すごくいいなぁ。

大学の授業料なし

朝、大学の研究室に向かう道すがらにある大学の建物。水が反射してなんとも言えない美しさがある。ドイツで日が昇るのは8時以降。星空の下で通勤、いや、通学かな?している。

で、この大学の授業料がゼロと聞いて驚いた。政権によっては授業料を取るときもあるらしいが、それも、日本に比べたら年間10万とかそいういうレベル。それでも、学生たちが抗議をして無料になったりするらしい。

授業料は無料で入り口は広いが、卒業は本当に難しい。しかし、さすがに無料とあって贅沢は敵。ネットはよく途切れるし、停電はするし、事務局は午前中で終わっちゃうし、プリンターをつなげるのに何日もかかり、いつ修理に来るかもわからないし、大学のホームーページに書いてあることを真に受けて行くと、それは古い情報だったりとか、どこに何があるかを確認するだけでも一仕事。先だって、ジムの手続きをして会費を収めた直後に、体育館は修理中でいつ完成するかわからないと言われ、思わず笑ってしまった。ありか、それ?

日本のようなキャンパスライフは無いが、図書館はすごい。この話は、追ってまた。

 

ドイツの花火

母は花火が苦手だ。戦争の時の焼夷弾を思い出すからだ。だから花火大会などは嫌がっていかない。戦争を経験した世代には、そう感じる人が少なからずいる。

私は花火と聞くとスキー場を思い出す。スキーが出来ないのに、スキー場の滑走競技の実況中継の仕事したことがある。そのときに、花火の号数とスポンサー名を言って、打ち上がった後に、それぞれのレースがスタートする。「ゼッケン☓☓、いま、棒の横を通り過ぎましたぁ!」と叫ぶと、隣で「あれはポール」とか囁かれて。今思えば、詐欺じゃないかと思えるほどのレベルだった。あの頃、スキーをやるようなお金持ちになれなくても、花火を楽しめるような生活がしたいなと思った。

ドイツは大晦日にあちこちで花火が上がる。友人が「テロじゃないからびっくりするなよ」と言っていたが、本当に360度花火に囲まれた。いろいろな部屋から花火を見上げた。なんか、私を祝福してくれているように感じた。贅沢な時間だった。

ほうれん草が安い

ほうれん草のキッシュやパスタなど、ほうれん草を使った料理がやたらと多い気がする。500グラム200円くらいなので、私も気軽に買うが、冷凍されたほうれん草の塊もあって、これがまた便利。何という名前かは忘れた。生パスタを茹でて、冷凍ほうれん草を温めてのせるだけ。時間のないときにはとても便利。

のりこえねっとTVをドイツで見ながら食事。安田さんいつもカタギでいいなぁとか、安田ノートの中を見てみたいなぁとか、野間さんもうちょっと大きな声で、あっ髪型変わってるとか。どうして見るているかって?だって、ドイツの人が見ていて、この話題が出たときに見てないとマジ恥ずかしいから。聞かれるのよく。笑

 

 

 

 

冷蔵庫から考える

食材は、タッパーに入れて名前をつけて保存。こういうの好き。私って整理整頓が好きなんだろうなぁと思っていたがそうではなかった。

思い出した!

そう、冷蔵庫にアラームが付き始めてからだ。冷蔵庫を長く開けているとピーピー音がなるので、焦るのだ。あの音が鳴ると「早く閉めなくちゃ!」と思ってパニックになる。なんか、理解不能な状態の扉を開けて、瞬時に判断を迫られる気がして、重圧感が半端ないのだ。

だから、ちゃんと食材を整理して、名前をつけるようになった。見てすぐ状況がわかり、必要なものを取り出せるからだ。でもこれって「外国人登録証」と同じ発想。管理するためのもの。自分が安心したいから。市民に番号をつけたいと思う為政者の気持ちがなんとなくわかる。たかが冷蔵庫。されど冷蔵庫。

キムチを作ってみた。

ドイツの素材でキムチを作ってみた。白菜がバサバサしているので、水ぽさがなく甘みが出てなんか、韓国のキムチの味に近かった。

キムチと言えばハンメ(おばあちゃんの慶尚道言葉)を思い出す。ハンメが作るキムチは本当に美味しかった。私が二十歳ぐらいのときに他界した。病院での最後の会話は「キムチが食べたい」だった。いつも日本語で話をしていたハンメが死ぬ数日前から全部、朝鮮語になった。しかも、自分では日本語を話してるとと思っていた。当時、キムチは一般の店では売っていなかった。幡ヶ谷のスーパーなど駈けずりまわったがあったのは、朝鮮風漬物と書かれた白菜の塩漬けに輪唐辛子がちょっと入ったものだった。食べさせてあげたかった。