台所が好き

台所に立つとワクワクする。今日は何を作ろうかなぁと。

小さいときから外回りで、家のことは私の担当ではなかった。18歳からは日本全国を飛び回る仕事ばかりで、会社を設立したとき、やっとこれで東京に落ち着いていられると思いきや、気がついたら30年以上も旅は続いた。しかも、仕事は朝から晩まで。気がつくと会社に寝泊まりして家に帰らない日が何年も続いた。時折帰ると家に、私の居場所はなかった(そりゃそうだ)。台所のある生活を始めて、毎日が楽しい。食べることは生きること。生きることは出会うこと。

ごぼうが。。。

ぬか漬けといえば、キューリに大根、ニンジンが定番だ。時折、ナスも入るところもある。私が好きなのは、キャベツとごぼう、そしてピーマン。キャベツは何日もかかるが、その分、漬かったキャベツをご飯に巻いて食べるときの美味しさは格別。もちろん、ピーマンもご葉を詰めていただく。

ごぼうは、乾燥してごぼう茶にしたりするが、なんといってもぬか漬けが一番美味しいと思っている。市場でごぼうらしきものを買ってきて漬けてみた。長芋のように柔らかく、さくさくしていい感じなのだが、周りの皮は死ぬほど硬かった。で、次に、皮を向いて漬けてみた。美味い!しかし、むき終わったあとの手の痒さはハンパなかった。ごぼうとお友達になるのはまだ時間がかかるなぁ。

ドイツビビンバ

ドイツの食材は、日本に比べて安いものが多い。肉や野菜はとくに安い。で、ドイツの食材でビビンバを作ってみた。

まず、ほうれん草。これは500グラム200円くらい。さっと塩ゆでしてドイツのごま油と塩、ニンニクで合える。にんにくが日本のものよりちょっとキツイ香り。ニンジンは全体的に細いでの千切りにするのは結構大変。これは甘く味付け。大根は塩でしならせてからレモンと黒糖と唐辛子で味付け。ナスは蒸してから炒めて味付け。しいたけはそのまま炒めて味付け。ひき肉はなんと、500グラム99セント(約130円)それをニンニクとごま油とコチュジャンで炒める。もちろんごまも大量にふる。最後はノリ。ごま油をつけてさっとオーブンに入れて塩をふって自家製韓国のり完成。ちぎってパラパラと。卵はできれば半熟にしたかったのだが、ちょっと焼きすぎ。そして、市販のコチュジャンとちょっと足す。

一日がかりで作ったビビンバ。

味は、野菜の味がすごく出ていた。日本だと、どちらかというと胡麻の香りとミックスされた野菜の調和感があるが、ドイツの食材でやると「オレがニンジンだぁ!」「オレがひき肉だぁ!」「オレがほうれん草だぁ!」という感じ。すごわぁ。

食材費は全部で千円くらい。で、これ、10人前くらいあります。

万能保存食「重ね煮」

重ね煮を使ったおかゆあると便利な重ね煮は、ほぼ毎週の休みに作っています。

残った野菜を全部集めてとにかく、千切り。

で、ナベの下に塩パッパ。

しいたけ、玉ねぎ、にんじん、キャベツ、じゃがいも、豆、何から何まで重ねていきます。そして、最後に塩パッパ。水は一切使用しません。

ナベにフタをして、弱火で数時間(私の場合は3時間位)。ぷうーんといい匂いがしてきます。そしたらかき混ぜて、(この時点でトロトロ)少ししたら火を止める。半分か3分の1くらいまで小さくなります。そしたら、あとは冷まして冷蔵庫に。

私は、オムレツの具。お味噌汁やスープの具。ハンバーグの具。餃子の具。として使います。

で、重ね煮しているときは、至福の時。

台所で、好きな本を読んでコーヒーを楽しみながら、できあがるのを待っています。そして、今週は何を作ろうかなぁと考えて。

週末

税関から本が届いたとの連絡が有り受け取りに行く。ドイツでは、日本のように建物がわかりやすくなっていない、というか、看板も小さく普通のところになんとなくあるので探すのが大変。やっとこさ探し出して受付にいくと、この姿のお兄さんが登場。もちろん、正真正銘の公務員。「今日は役所内でなにかあるのですか?」と問うと、「はぁ?」と。いつもこんな感じだそうだ。そして、「週末だよ」と笑顔で対応。金曜の朝一番に、もう、気持ちはおやすみ気分。

そして、私のような質問をした人は始めただそうだ。しばらく、笑い続けてしまった。

ちなみに、私の所属する研究所のスタッフは「ドイツでは仕事の電話は午前中しか通じないと思ってください」とアドバイスをしてくれた。午後になるとみんなもう帰る準備をしているとか。地元は3時にはラッシュになるしなぁ。

いいなぁ。人間らしくて。

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