Human Resource Development:人材育成・研修/講演/教材開発

人材育成・研修

■研修プログラムの開発・実施

 提案された到達目標に対して、まず職場のアンケートなどで現状を分析。その後、業務フローを整理し、必要とされる「情報」と「技術」を洗い出します。続いて、それらを習得するための方法をOJT(職場内で行うこと)とOff・J・T(外部講師など業務委託)に分類し、階層別研修と職能別研修の形に編成して、クライアントが実施してきた既存の研修プログラムを補完します。

 なお、業務フローの整理とそれをベースにしたマニュアル作りだけでも、大きな効果が得られます。都内のある教育機関では、業務効率が初年度で従来比2.6倍、二年度目には4.7倍となりました。またその教育機関への評価が、初年度で従来比23%アップ、二年度目は26%アップとなりました。

 仕事の流れが明確になることは、働く人にとっても、経営者の側にとっても、ロスを無くし、時間と能力を有効に活用することにつながります。

研修プログラム開発フロー

■企業内インストラクターの養成 (3ヶ月間10回を基本とする)

 発声・発音などの、新人アナウンサー育成と同じ基礎研修を経て、「40秒で話をまとめる」「結果から話しだす」といった話し方のポイントを学習し、最後は「模擬記者会見(質問をする/質問に答える/会見内容を記事にする)」を行い、思いを言葉にするための演習を繰り返します。

 これらの演習には観察学習(映像で撮って見ること)を併用するので、自分の姿を自分で見ながら問題点に気づき、修正し、ステップアップしていけます。必要に応じて、表現力の訓練としてパントマイムや声優研修も行います。また、休憩を兼ねて、ゲームを使ったトレーニングやグループワークトレーニングのスキルを、遊び感覚で習得していきます。

 なお、インストラクターのスキルの中でも必要不可欠なのが「人権感覚」です。特に、パワハラ、セクハラに関しては、時間をかけて学習します。

■マイノリティリーダーの養成(現在、プログラムを開発中)

 マイノリティ(社会的、構造的少数者)は、自分たちが置かれてきた歴史を学ぶこともできないまま、生きる上での大きな負荷を負わされています。そのため、時にはマジョリティの差別意識に過剰適応して自分自身を貶めてしまったり、反対に、頑張ることを強いられすぎた結果、社会生活におけるバランスを崩してしまったりもします。

 欧米などで開発されたマイノリティリーダー養成プログラムには、日本社会でも有用なものもあれば、すぐには活用できないものもあります。また、現時点で、日本社会をベースにしたマイノリティリーダー養成プログラムとしては、女性差別撤廃条約批准後に始まった女性リーダー研修や、解放運動の中で蓄積されてきたものがあります。しかし、複合マイノリティ(少数民族の女性など、複合的な差別にさらされているマイノリティ)を対象とするものに至っては、皆無と言っていいかもしれません。

 ホスト社会からの資源提供もない中で、マイノリティのリーダーを養成していく仕組みや体制の検討、関連情報の整理を行っています。また、不定期ですがプログラムの開発のために学習会を行っています。学習会の告知はFacebookで行います。

■女性リーダー研修

 組織内で女性リーダーに必要となるコミュニケーションスキルを徹底的に学びます。

 基礎知識として、まず働く女性たちの歴史から始め、近年の経済構造の変化とそれによる女性の社会進出について学びます。また、インストラクターとしても対応できるだけのパフォーマンス力を身につけるための研修、組織のリスクマネージメントに必要となるパワハラやセクハラについての知識、及び、ハラスメントの相談を受けた時、どのように専門家につなぐかのロールプレイング研修など、所属する職場の特性に沿った研修を行います。

女性リーダー研修例:話し方研修の場合

  • 対象者:女性公務員 2時間×10回
  • 概要:「話すこと」が求められる場面(上司への説明、部下への説明・指導、事業説明、協力依頼、講演・研修講師、公的な責任を伴う発言等)を想定した、「話し方」の研修。
基礎研修発声・発音、声の大きさ、トーン、間のとり方、強調のしかた、滑舌など
立居振舞姿勢、表情、視線の置き場所、動作、歩き方、服装など
話の進め方取り上げる項目の順序、問いかけ、エピソードの取り入れかた
否定的な他者との会話共感を得るための工夫、批判されたらどうするか、明らかな誹謗への対応法など

女性リーダー研修例:DV研修(ともに生きるために)の場合

  • 対象者:女性管理職 2時間×3回
現状を知る成人女性の3人に一人が被害を経験(内閣府調査)など
DVとは何か身体的暴力、経済的・社会的暴力、性的暴力、精神的暴力など
DVとは犯罪である関係する法律(強姦、殺人、傷害、暴行、監禁、脅迫、強要、名誉毀損、侮辱、自殺関与など)について。
「家族」の中で起こることで不問とされる問題点。
加害者の言い分と被害者への誤解加害はストレスのせい?
なぜ逃げないのか。嫌なら別れればいい?
現場で起きている暴力の種類を知る。身体的暴力:殴る蹴る、物をぶつける、刃物で脅す、タバコを押し付ける、熱湯をかける、首を絞める、刺すなど
精神的暴力:無視する、怒鳴る、なじる、蔑む、隷属させるなど
性的暴力:レイプ、望まない性行為、売春の強要、子どもの前での性行為、避妊をしない、多人数での性行為の強要など
経済的暴力:生活費を入れない、収支をチェックする、またはいつでもチェックできる体制にする、自由なお金を渡さない、パートナーのお金を遊びに使う、パートナーに借金をさせる、名義を勝手に使うなど
社会的暴力:友達との付き合いを禁止する、パートナーの外出時に頻繁に電話やメールを入れる、24時間監視する、病院に行かせない、地域社会から遮断するなど
子どもへの虐待:暴力の現場を見せる、直接的な暴力とそれによる支配、性的虐待、母親の悪口を吹き込む、兄弟姉妹間での差別的な扱いによる関係性の破壊など
サポートの種類警察への通報、緊急避難、弁護士や自治体との連携
自立して生きる多くの女性の体験談など
自分を振り返るディスカッション

■就労支援研修 約半年~10ヶ月

 各自治体で行う支援プログラムに参画して、主にスキル研修を組み立てていきます。

 長期離職者や刑期を終えた人、精神的なストレスを受けた人や、世代を越えて継承された貧困ゆえに学ぶことが許されなかった人たち、暴力の被害者など、様々な困難を抱えながらも働くためのスタートラインに立とうとする人たちがいます。そうした人々が必要とするスキルは多岐にわたります。

 「あいさつ」の基本といったものから、働くために必要なパソコンなどの使い方、自分を見つめるカウンセリング、臨床心理士によるサポート、食事作り、仲間づくり、助けを求める方法など、受講者の状況と希望する職業にあわせた研修を組み、公的機関、専門家、NPOなどと協力しながら実施します。

就労支援研修例

  • 対象者:社会的困難を抱えてきた18歳から50歳までの人々 10名以内

関係団体との協議受講希望者の抱えている課題を整理する。受け入れる受講者を決める。
基本研修 約4ヶ月間
・就労研修
・他者と関係性を築く
・カウンセリング
午前:レクチャー 45分×2回
午後:グループワーク、協同作業 120分
 ※昼食作りなど、自立した生活を送るための研修を含む。
インターン(約2ヶ月)多様な職場を経験する。また、自分以外の他者のために過ごす時間と空間を体験する。
個別面談医療ケアの必要性、就労に必要な環境の整備などを関係団体とすり合わせる。
止まり木対応受講者・経験者がいつでも遊びに来れる居場所の確保。

■ハラスメント(パワハラ・セクハラ・エスニックハラスメント)研修

 職場における最大のリスクがハラスメントです。

 ハラスメントは、人間性に対する攻撃であるだけでなく、生産性を落とす大きな要因でもあります。生産性を上げて行く上で、そのようなハラスメント・差別をしている余裕は、世界の企業にはないのです。

  • 女性を対象にした研修:何がセクハラか。被害にあったらどうするか。
  • 男性を対象にした研修:「男」文化と社会の変化について。「あいつならよくてオレだとダメなのはオレに対する差別だ」はどこがおかしいのか、などの具体的事例を学習。
  • 管理職を対象にした研修:ハラスメントの実態、被害者の状況、変化した法律と社会、管理監督責任についてなど。

パワハラ・セクハラ研修例

  • 対象者:入社3年目の社員
  • 研修の基本構成:講義は午前中に行い、一日の研修時間は330分(5時間半)を超えない。受講者人数は30人以内。
午前120分昼休み90分午後120分
・レクチャー90分
・質疑応答30分
・グループワーク含む・ロールプレイング60~90分
・振り返り30分
・チカンのポスターの変遷に見る社会意識の変化。
・いま、何が起きているのか。(実態)
・法律の変化。
・何がハラスメントなのか。
・被害者はどのようなダメージを受けるか
同業他社、または話題になったハラスメントの事例についてディスカッション・ハラスメントを受けたら。
・ハラスメントをしてしまったら。
・被害事実を知ったら。
・組織としての対応(管理職研修用)

■人権研修

 事件に対するもう一つの見方を知る。野次馬的な第三者ではなく、1・5人称の視点で物事を考えてみる。報道で流されるステレオタイプの見方に対して、実際には何が起きているのかを知ることから、自分の「生きる権利」についても知ることができます。

人権研修例

  • 対象者:雑誌編集者・ライターなど
  • 研修の基本構成:講義は午前中に行い、一日の研修時間は330分(5時間半)を超えない。受講者人数は100人以内。
午前120分昼休み90分午後120分
・レクチャー90分
・質疑応答30分
・グループワーク含む・ロールプレイング60~90分
・振り返り30分
・10件ほどのニュースから希望するものを選択
・そのニュースに関する車内広告のタイトルを書いてみる。
・各種報道の問題点、またはその事件に関わる背景の解説。
・同じニュースのタイトルをもう一度書いてみる。
・現在話題になっているニュースをグループでディスカッション・各グループで考えた取材方法とタイトルの発表
・振り返り

講演

上記の各種研修に関連する内容の講演を行っています。標準講演時間:90分

人気の講演会

「人権力を養う」

 その時々の話題のニュースをベースに、会場との質疑応答形式で、他者への思いやりをどのようにして育むのかを考えます。

「人と人とのもっといい関係」

 男女共同参画社会基本法をベースに、あるある、と、ついうなづいてしまう講演会。

 女性が意見を言えば「口答え」「歯向かっている」と言われ、同意しなければ「可愛げがない」と言われ、最後には「そんなことだとお嫁にも行けない」と捨て台詞を吐かれます。では、男性に対してはどうかというと、「沈黙は金」「武士に二言はない」「質実剛健」というように、ぺちゃぺちゃしゃべることは「女」のようだとされてきました。男性を最も侮蔑する言葉は「お前は女みたいだ」です。では、「女」のようにならないように、「女」のようにならないようにと生きてきた人たちが、女性を尊敬し、対等なパートナーとして見ることができるでしょうか?

 生活の中の様々な事例をひも解きながら、あなたとわたしの関係をもっと豊かにするためのヒントが得られる講演会。「なるほど」と唸って、悩んで、笑って帰れます。

「怒りの方法」

 「怒り」は、人間にとって最も重要な感情の一つです。しかし、多くの人は怒りとうまく付き合うことができません。そのため、すぐカッとして怒鳴ったり(噴火型)、グサッと突き刺さる言い方をしたり(イヤミ型)、周囲を巻き込んだり(放火型)、ただひたすらじっと我慢したり(玄関マット型)、といった方向に流れがち。しかし、多くの場合、これでは問題の解決には至りません。そこで、「問題解決型」の怒りの手法を学びます。

「男社会」の通信簿

 当初は女性向けに構成した講演でしたが、現在では圧倒的に男性の受講者が多くなりました。

 「もう一度生まれ変わったら、また今のパートナーと一緒になりますか?」という質問への回答を男女別に集計すると、男性より女性の方が圧倒的に「はい」の比率が低くなります。

 「愛が冷めたのか?」「オレが何をしたというんだ?」と、七転八倒しながら悩む人たちのための、身近なところから政治経済まで、ちょっと周囲を見渡してみる講演会。

 最後に行うパートナー診断では、ハッとする人が続出。唸りながら爆笑するひとときです。

「二世が潰す企業、活かす企業」

 1990年代から続く人気の講演会。酒造組合をはじめ、商工会議所などの、中小企業の経営者を対象にしたもの。自分の会社は生き残れるのか、をゲーム形式で楽しむ90分。

「ヘイトスピーチと社会」(新)

 ヘイトスピーチ(差別扇動表現)が歴史の中でどのような結果を招いたのか、また、日本社会に沸き起こった排外主義をどう乗り越えていくのかを考えます。

「記憶は弱者に残る」

 「桃太郎伝説」を鬼の子どもの視点から見たとき、歴史というものの、もう一つの姿が見えてきます。

 目の前の日常が、実は大きな世界の流れの中に存在していることを知り、その糸をたぐりよせながら、いまの私達の生活を振り返ります。

「愛も仕事も人生も」

 かつては「家庭」か「仕事」かの選択、いまはそれに「介護」が加わって三択になった。

 職場では男性並みに働くだけでなく女性としての気遣いまで求められ、家に帰れば家事に育児、そして介護。

 賃金は男性より低く、睡眠時間は男性より短く、労働時間は男性より長い。

 その行き着く先が、「あきらめ」と「見放し」と「小さな満足」。

 でも、冷笑系から生まれてくるものは何もない。だから一緒に考えよう。

 5ミリだけ自分が変われば、周囲との関係も変わってくる。

 だから、あきらめないで生きる。助けを求めて生きる。

教材開発

  • 男女平等免許皆伝Ver.1 CD教材
  • 男女平等免許皆伝 完全版(法律編&実践編)
  • クイズウルトラ人権100問
  • ワンデイホームステイマニュアル
  • WEBを使った自己学習 管理職検定プロデュース