いいね。コーヒーメッセージ

コーヒーをパックしたメッセージ

友人が作ったメッセージ付きのコーヒーパック。ドイツに来る前に日本の集会で頂いた。あらためて開封してコーヒーを一杯。憲法9条が、なんか、胃の中に入っていく感じ。みんな頑張っているなぁと思いながら研究室の机に向かう。朝5時に起きて、7時には研究室の机の前にいる。限られた時間、与えられた時間をいまは精一杯こなすことが自分の勤め。そう自分にいいきかせながら。。。

ちっちゃくて可愛い車

一人乗りの車

一人乗りと二人乗りの車をよく見る。車社会なんだろうなぁ。路上での駐車を考えると、小さい車のほうが便利で駐車しやすい。いま、運転免許証を取得中だが、少し落ち着いたら個人レッスンを受けて車を運転しようと思う。

日本からお客さんが来たら、迎えに行けるよう頑張ろう。。

OBIで値切り交渉成立

照明

一日中遊べる所といえば、日本ではカインズホームかJマート、ドイツではOBIである。何しろ楽しい。道具がいっぱい。

で、部屋中の照明を付けなくてはならず、大量買いにいった。なるべく同じもの、または同じ系統でシンプルに揃えようと思ったら、もう在庫がないと言われ、展示しているものを売ってもらうことにした。で、日本なら、展示品は安くしてくれるが、ドイツにはそんな文化はないという。英語で私の希望は50%引き、と書いてみた。もちろん、お店の人は無反応。諦めていたら、しばらくして対応してくれたお兄さんが何やら紙を持ってきた。そこに「-50%」と赤字で書いてあった。嬉しくて「わぉー、ダンケ、シェーン!」を連呼した。隣にいた日本人の友人は5メートルは離れていた。友人は「ドイツ生活は長いが、ディスカウントした人も、それに応じた店もはじめて見た」と言った。そうなのか。でも、お兄さんも嬉しそうだったので、よかった、よかった。

スーパーのプロテスト

スーパーの入り口 写真は2017年夏

生活が政治だと感じることは多い。デモもよく見るが、テレビも週末は政治ネタで爆笑する。メルケルに扮した芸人が、与党を徹底的にコケにしている姿をよく見る。トランプのモノマネも多い。月曜日から金曜日まで働いたら、週末は、気分転換に政治をこけおろすのだ。そこには、一市民としての意思が見える。

で、芸人だけではなく店も意思を持つ。去年の夏、外国人排斥の声が上がったとき、このスーパーの系列では、ドイツ以外の国から来る商品をすべて棚から取り去った。商品棚はガラガラになった。そして、いかに、世界とつながってるかを示した。見事なプロテストだった。意思を表明するやり方は多様だ。そして、示し続けることが社会を作ることなんだと感じだ。

オーデコロンて、ケルンの水か。

世界でもっと最も古いオーデコロン

オーデコロンて、フランス語で、オー(水)デ(の)コロン(ケルン)だそうだ。要はドイツのケルンが発祥の地。そうかぁ。

玄関口でシュッシュと吹かしたら(こんな表現いいのかなぁ)そこをサッと通る。すると、ほのかな香りが洋服につく。長く持たないが、歩きながら香りを楽しむ。お風呂に入れて沐浴剤の代わりに使ったりと、使い方はいろいろ。足首につける人もいる。香りが下から上がってくるという。

手作り灯籠

手作り灯籠

去年の夏、ドイツにきていた。そのとき、日本で原爆が投下された広島、長崎を思いケルンでも追悼集会があった。ドイツの人たちが、祈りを捧げる姿が心に残っている。彼らは同時に福島やチェルノブイリにも心を寄せている。そして、原発も、核も、戦争もない世界にしようと動いている。

世界のあちこちで、核の被害を受けた人々を思う心がある。それは中東にも、アフリカにも、中南米にも。そんな姿に触れる度に、明日も頑張ろうと思える。

城と風呂

本当に城が多い。だんだん、どこがなんの城かわからなくなる。案内してくれた人は、ここは、貴族の誰それの城、その隣は、愛人の城とか、いろいろ教えてくれて、金持ちは昔もいまも金持ちなんだなぁと思いながら、学術的なことはさておき「トイレはどこ?」とか「当時のお風呂は?」とか、どうしょうないことばかり聞いていた。で、昔は、貴族は風呂に入らなかったそうだ。で、農民のほうが体を洗い臭いもなかったという。そんなことばかり、記憶に残っているので、この写真の城の名前は覚えていない。あーあ。

マイセン

マイセンの茶器

マイセンの工場にいった。作業工程を見てすごいプロの集団だとあらためて感動した。私などがとても買える値段ではないが、良いものを見るだけでも心が落ち着く。ドイツでは、お金を貯めて、1年に一つ買って何十年もかけて揃えるという。友人の子供が小さいときに、何かのきっかけでマイセンの食器をダダダーーと、割ったときがあったという。一財産なくなったのだ。私は「ひえーーー、怒ったでしょ?」と聞いたら、「いいや、怒らなかった」と。そして「娘自身が、とんでもないことをしたというショックを受けていたから、もう十分に罰を受けたよね」と。

思わず、「神対応・・・・」とつぶやいてしまった。

Dresdenで飲む白ワイン

Dresdenでのんだ白ワイン

イタリアでは、どこに行っても赤ワインが美味しかったが、ドイツはやっぱり白ワインだろうと思う。ドレスデンに行ったときは、ずっと、白ワイン三昧。Dresdenは、連合軍から無差別殺戮を受けた場所。同時に芸術の都でもある。旧東ドイツにあり本当に美しい街だった。東西ドイツ統一前は、手作りのハムの店とかが有り、いまよりずっと良質なものが多かったという。東西ドイツ統一後「移動の自由を手に入れたが、反対に将来に対する生活の不安も入ってきた」という。価値が180度転換するって、人一人の人生を考えたときに本当に大変なことなんだろうと思う。ペギーダ(排外主義の団体)の発祥の地でもある。彼らのデモを見て、地元の男性が泣いていた。「Dresdenが汚れる」と。この街を愛して生きている人たちの声が胸に痛い。

ミラノの刑務所の中のレストラン

刑務所の写真を印刷したランチョンマット

イタリア・ミラノに行ってきた。確定囚がいる刑務所の中に、ミラノでトップクラスのレストランがある。ここでは受刑者が働いている。イタリアは精神病棟も無くして、すべての人が社会で生きていく方向で動いている。刑務所も同じ。受刑者のうち160人は外のレストランで働いて、そして、仕事が終わると刑務所に戻る。地下鉄で通勤をしているんだ。

ちなみに、刑務所の中で、刑務官と受刑者と一緒に「ベラ・チャオ」を歌ってきた。この歌は第二次世界大戦のときに、ファシズムに対抗して闘ったパルチザンの歌。「明日、起きたら闘いにいく。恋人よ、さようなら」という感じの歌詞。で、何度もチャオを繰り返す。伴奏も受刑者の人がしてくれた。日本では考えられないね。でも、再犯率は、平均60%のところ、この刑務所は18%。社会がそれだけ安全になったということでもあるよね。共に生きるということは、こういうことだと思う。

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