ケンニ(エゴマの葉)の醤油漬け

本日2つ目の投稿。

こどものとき、食べたかったケンニを作っています。

一世の祖母が作ってくれるお弁当には、いつも、シャケとタマゴが入っていました。当時の高級品です。民族学校は弁当持参です。同級生のお弁当にはケンニが入っていて羨ましかったです。

ある日、祖母の冷蔵庫にケンニが入っているのを発見し、「おばあちゃん、これ、お弁当にいれて」と言ったところ、祖母は「これは、貧乏人が食べるんだ」と。(笑)

祖母の家に預けられている私こそ貧乏人だから、入れてくれればいいのに、と思いましたが、願いは叶わず、その後も、祖母はケンニを食べ、私には、高いシャケとタマゴをいつも入れてくれました。孫には、立派な日本人らしい食べ物をと思ってくれたのでしょう。朝鮮人が食べるものは、劣っていると思わされた世代の祖母の思いが胸に刺さります。

祖母は、最後はキムチが食べたいと言って、日本の病院で死にました。

ドイツのベランダでの自家製エゴマは、ちょっと硬くてデカイかも。香りは、韓国のエゴマよりは弱い感じです。

で、エゴマを洗って水切りをする。

醤油、みりん、にんにく・しょうが・ネギ(いづれもみじん切り)、唐辛子、輪唐辛子、白ワイン(酒がないので)、ごま、コチュジャン(または豆板醤)、気分ではちみつなんかを混ぜて一枚ずつくぐらせて重ねる。

量は、いつものとおり適当。すみません。

数時間後にも食べられるし、数ヶ月後でもOK。保存食だね。

100枚くらいあっても、とっても小さくなります。

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